Jul 01, 2010

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 首都圏の今夏の電力不足に備え、自力でも電源を確保しようという法人ニーズに応え、北越工業や、「やまびこ」など自家発電機メーカーが増産の検討に入った。

 北越工業は東日本大震災後、部品調達が不安定となり、新潟県燕市の工場で先月は、2度にわたって生産を休止した。だが現在は稼働率が6?7割まで回復。工場やマンションなどに設置する自家発電機の受注が増えており、部品の調達先を全国的に広げるなどして、「早ければ今月下旬に100%の稼働率に戻したい」(同社)と、増産の準備を進めている。

 また自家発電機ブランド「新ダイワ」を展開する、やまびこには、医療機関やコンビニエンスストアなどから問い合わせが殺到しており、同社は自家発電機の生産計画を震災前に比べて3、4割増に増やした。

 大手のヤンマーにも、大口の電力使用契約を結んでいる企業などから問い合わせが相次いでいるという。同社は今月上旬、兵庫県にある工場の稼働率が平常時に戻ったことを受けて、ユーザーニーズの把握を急いでいる。

 ただ「発電機の制御パネルに使う半導体供給に影響が出るとの情報もある」(メーカー関係者)など、関連部品メーカーの被災で、各社ともすぐには積極的な生産強化を打ち出せないジレンマも抱えている。

 福井県と滋賀県に生産拠点のあるデンヨーは今月5?8日、エンジンなどの一部部品の調達遅れで、操業を休止した。

 デンヨーの強みは、販売台数で65%のシェアを占める工事現場などに用いる可搬型自家発電機。

 この発電機を停電用の発電機仕様とすることで、電力会社並みに供給が安定した電源を確保できる。すでに停電時に代替電源が必要な大口需要家から問い合わせが相次いでいるが、ようやくエンジン調達先のクボタやいすゞ自動車などの状況を把握し、生産計画を見直す作業に着手したばかり。現在もエンジン発電機の納期は、明確に回答ができない場合があるという。

 さらに政府による電力使用制限に備え、企業側には、交代で操業を停止して業界全体の需要を抑える輪番停電など、大がかりな節電対策の動きがある。

 電力不足対策には貢献したいが、「(自家発電機の)特需は続かない」との声もあり、どう生産計画を修正するか、各社は難しい判断を迫られている。(鈴木正行)

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 住友金属工業は14日、東日本大震災に伴い2011年3月期連結決算で約600億円の特別損失が発生する見込みだと発表した。被災した鹿島製鉄所(茨城県鹿嶋市)の復旧費用に加え、減産に伴う操業低下が主な要因。経常利益は販売減によって20億円の減少となる見込み。

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 吉野家ホールディングス(HD)が14日発表した2011年2月期決算は売上高が前期比4.6%減の1713億円と落ち込んだものの、最終損益は前期の89億円の赤字から3億8200万円の黒字に転換した。昨年9月に導入した低価格メニュー「牛鍋丼」の集客効果と、不採算店の閉店が貢献した。12年2月期は売上高が前期比1.9%減の1680億円、最終利益は約2.6倍の10億円を予想している。

 12年2月期は東日本大震災の影響で売上高が50億円、最終利益が12億円程度押し下げられるという。

 会見で安部修仁社長は「もう少し増益基調をもくろんでいたが、前年並みの利益を予想せざるを得ない」と述べた。

 同社の主力事業である牛丼チェーン「吉野家」は被災した東北地方77店と、首都圏の停電などで計約170店が営業を停止。消費者の自粛ムードの影響による、すし事業「京樽」の収益悪化も盛り込んだ。夏場の電力供給の動向次第では、傘下の「ステーキのどん」など、店内冷房が不可欠な業態の売り上げが落ちる可能性もあるという。

 また、東京電力の原発事故の影響で、首都圏で登録している吉野家の外国人アルバイトの4分の1に当たる約200人が退職したことも明らかにした。欠員は既に補充したという。

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