May 30, 2010

とってもオシャレなエコハウス

どのような家に住むのが素敵だと感じるかは人それぞれなのかもしれませんが、多くの人々にエコハウスというのがカッコいいと感じると思います。やはり生態系自体が非常によい考えであり、人生ですね。それを実際に実装しているエコハウスは、生​​活や人生は非常に良いことがありますね。
私は注文の家具に興味をあまり持っていませんが、それほどの知識は持っています。注文家具は、自分が作りたいと思う、デザインなどを依頼し、職人してもらうタイプとホームセンターで材料を自分で購入し、家具の製造業者作ってもらうタイプに分けることができます。前者は自分の好きな色やデザイン、材質を選択できますが、後者ではない注文、またはセミオーダーの形で作ってもらっているので、場合に応じてデザインを選択することができない場合があります。また、コストも、後者は、安くすることができるのに対し、前者はコストがかかります。注文の家具を手に入れるには慎重にする必要があります。
 ファーバー×タッチプレスの電子書籍は大きな成功を続けている。その要因は何か? 「太陽系 for iPad」の著者、チャウン氏へのインタビューで出版の本質に迫る。

【本を売るのではなく、物語を伝えること:電子書籍ビジネスに一石を投じる「太陽系 for iPad」 】

●成功を続けるファーバー×タッチプレスの電子書籍

―― ファーバーとタッチプレスのコラボによる電子書籍、失敗作が1つしかないというのはすごい話ですね。ほかにはどんなアプリケーションを出しているのでしょう。

チャウン 最近、ファーバーとタッチプレスは英国出身の詩人、T.S.エリオットの「The Waste Land」(荒地)という詩のアプリケーションを出しました。

 これはたった一片の詩をアプリケーション化したものです。「荒地」は非常に大きな影響力を持った詩でした。アプリケーションを起動すると、同じ詩をいろいろな人が読んでいます。T.S.エリオット本人だったり、有名な役者だったり、論評家だったり。そしてその人たちなりの詩の解釈も聞けたりします。このアプリケーションも驚くほどの成功を収めています。New York Timesの社説でも取り上げられました。

 多くの人は非常に驚きました。というのも、iPadは非常にハイテクな道具のはずなのに、非常にアナログな詩の世界と結びついて、これだけ大きな話題となったからです。このように、想像力豊かにチャレンジすれば、非常に大きな可能性が開けてくるのです。

 多くの出版社は単に本を適当に選んで、それを電子書籍化していますが、これはもしかしたら間違いかもしれません。タッチプレスとファーバーは、そうではないアプローチで非常に大きな可能性を示してくれたのではないかと思います。

―― ところで、「太陽系 for iPad」はチャウンさんにとって初めての電子書籍なんですか?

チャウン いいえ。私がこれまで出してきた書籍のいくつかがAmazonによって電子書籍化されていてKindleで読むことができます。でも、それらは文字が中心の書籍で、今回のような電子書籍を作ったのは初めてですね。

 これは非常にエキサイティングな新しいチャレンジだと思っています。我々は可能性の輪を押し広げていると思います。今日の世界では、「何ができるのか」という問いの答えは、想像力次第になってきていると感じました。

●アプリによって広がる読者層

―― アプリケーション化したことで読者層も広がった手応えを感じますか?

チャウン そうですね。ファーバーは英国の科学系出版社なので、これまで英国外で本を出すというのはなかなか大変なことでした。しかし、アプリケーション化し、App Storeに並んだことで、私の本は世界中で売ることができるようになりました。先日もブラジルのニュースの取材を受けていたところです。

 これまで私の本がブラジルで出版されたことはなかったので、このように本の届く範囲が広がったことは非常に喜ばしいことです。

―― 海外展開だけでなく、異なる層にも広がったと思いますか。

チャウン 私はサイエンスライターで、これまでにも子供向けのSFものなども書いてきました。主に執筆を続けているのは英国の科学雑誌「New Scientist」で、発行部数は約10万部弱、読者のほとんどは科学関係の人々です。

 一方で「Popular Science」という雑誌にも寄稿しています。こちらはより幅広い層に読まれている雑誌です。私の妻は看護婦で、それほど科学に詳しいわけではありませんが、実は彼女みたいな人こそがこの雑誌で私がターゲットにしている読者なのです。

 ただ、今回のアプリケーションでは、これよりもさらに幅広い層にリーチできたのではないかと思っています。というのもYouTubeで、なんと幼児がこのアプリケーションを使っている動画を見かけたからです(笑)。

 ほかにも大勢の方から6〜7歳の子どもがアプリケーションを愛用しているという手紙をもらいました。iPadアプリケーションは、見て直感的に訴えかけてくるので、子供たちにも易しいのでしょう。

 実際、大勢の教員の方々が、例えば惑星の軌道の動きといったものは、これまでの授業ではなかなか伝えられなかったことだが、アプリケーションではそれを優雅に見せていて子供たちの関心を引くのに役立っている、といった声を聞いています。このように「太陽系 for iPad」は勉学の補佐的に使われる一方で、とても小さな子どもたちにも愛用されているのです。

 つい先日、ちょうど家の前の薬屋でベビーカーにのっている赤ん坊がiPadを使っているのを見ました。残念ながら「太陽系」のアプリを使っているわけではありませんでしたが、iPadというデバイスの可能性の広さを感じました。いずれにせよ、アプリケーションを出したことで、私の読者層は大きく広がりましたね。

 ただ、これだけ新しい読者層にリーチできたのに、そこで私に興味を持ってくれた海外の人が、私のほかの本を買おうとしても、その国で本が売っていなかったり、絶版になっていたりすることで、歯がゆい思いもしています。

―― そのあたり、これまでの本も電子書籍化して、うまくリンクができるといいかもしれませんね。

チャウン そうですね。

●“非デジタル系”若手編集者が道をひらいた

―― 日本の出版社には、なかなかデジタルを理解する人がおらず、いい電子書籍が出せていません。ファーバーには優秀な人材がいるんですね。

チャウン ファーバーは従業員70人の会社なので従業員を1つの担当から別の担当に変えるといったことも非常にやりやすかったんですね。

 同社でこれを手掛けているのは、紙の本の時代から私の担当をしているヘンリー・ヴォーランという非常に若い編集者です。彼は“ペーペー”で何の役職もなかったのですが、ある時ファーバーの社長から「お前をデジタル出版部門のトップに任命する。何をやったらいいかも含めて、すべて自分で考えてくれ」という辞令を受けました。

 彼は半年ほど途方にくれ、何をしたらいいのか分からずにいましたが、あるとき彼はタッチプレスに連絡をとり、そこからすべてが始まりました。このペアはたくさんのアプリケーションを生み出しました。

 まず、英国の人気コメディ番組と連動した「Malcolm Tucker: The Missing Phone」というアプリケーションを出したところ、これが非常に話題になり、BAFTA賞(英国アカデミー賞)を受賞しました。出版社が映画・テレビ業界向けの賞を受賞するというのは、まったく変なことでしたが、これがファーバーにも新しい道のきっかけを与えました。

 ただ、ファーバーはビジネスの核は変えていません。彼らのビジネスの核は、本を出して流通することではなく、人々に科学の物語を伝えることだったのです。そんな彼らにとって、電子書籍は従来の紙に加わる新しい伝達手段の1つだと気がついたのです。

 いずれにせよ、この成功がきっかけでヘンリーは、ファーバー・デジタル・パブリッシングという新規事業を率いるようになりました。

 ファーバーは非常に抜け目がない企業で、確かにリスクを取ることはとりましたが、そのリスクに対しては、そもそも失っても大丈夫な額のお金しか賭けていませんでした。「太陽系 for iPad」にしても、ファーバーの側の出資額は7500ドルほど。彼らは非常に慎重に振る舞って、今の成功を掴んだのです。

―― いきなり最初から成功していたなんて、ヘンリーさんはデジタル通なんですね。

チャウン いえ、ヘンリーはまったくデジタルパーソンではありません。ただ、彼は非常に慎重な人間でした。昨今の出版社は、書籍のデジタル出版について、大げさな売り込みを頻繁に受けていますが、彼はそれを真に受けない、非常に地に足の着いた人物だったのです。彼はいろいろな事柄に深い洞察を巡らせる人物です。

 彼のそうした性格がファーバーにとって大きな恩恵をもたらしたのです。彼のおかげでファーバーは数々の賞を受賞し、商業的にも成功し、そして新しい道を切り開けたのですから。

―― 実は私もよく出版社で講演をするのですが、そこでよく「馬鹿正直にアプリケーション開発者の売り込みを信じないでほしい。読者が心地よくストーリーを読めるように、字詰めや紙質にまでこだわってきた出版社のノウハウがまずあって、それに従うアプリケーションを作ることこそが正道で、ただページをめくる機能だけ作り、そこに無理矢理、書籍のデータを流し込むのは本当の書籍作りではない」と話をしてきました。

チャウン まったく同意します。出版社のビジネスの核は、それがフィクションであれ、ノンフィクションであれ、ストーリーを伝えることにこそあります。「太陽系 for iPad」もその点を重視し、ただ美しいイメージに説明文を添えただけのものではなく、ストーリー主導のアプリケーションとして仕上げました。

 私たちは百科事典を作りたかったわけではありません。「太陽系 for iPad」が目指したのは百科事典ではなく、ストーリーを伝えること。ファーバーもタッチプレスも、その点を非常によく理解してくれていました。

●世界に散らばったスタッフ

―― タッチプレスとの仕事をどんな風にご覧になっていますか? 以前、「元素図鑑」についてタッチプレスのセオドア・グレイ氏をインタビューしたとき、彼は電子書籍を作る際に、「もし、この本がハリーポッターの学校の図書館にあったらどんな本であるべきか」を考えながら作っている、と聞いたのが非常に印象的でした。

チャウン 「太陽系」も、まさにそんな作り方ですね。タッチプレスの方々はその魔法を実現するためにあらゆる努力を惜しみません。例えば今回の本では、何かをタッチした効果音のためだけに、それ専門の会社に外注したりしています。

 タッチプレスの取締役の1人にスティーブン・ウォルフラムがいます。算術記述言語Mathematicaを発明したロンドン出身の人物で、億万長者の方ですが、「太陽系」のアプリケーションはiPad上で動くようになる前に、まずは一度、彼がMathematicaを使ってシミュレーションされています。

 1つの本を作るためだけに、非常に大勢の人が関わっています。しかも、その制作者たちがみんな、世界中に散り散りになっているのも面白いですね。南の島に住んでいる人もいれば、アメリカの人も、イギリスにいる人間もいて、それらがすべて、こうやってテクノロジーを使ってつながって協力しているのです。

―― スタッフは総勢、何人くらいいたんでしょう。

チャウン 25人くらいでしょうか?

―― 実際に顔をあわせたのは?

チャウン う〜ん、5、6人といったところです。コンピューティングは私にとってはミステリーで、まったくわけがわかりません。なので、プログラムなどを担当したスタッフとは直接やりとりすることがありませんでした。

 本の製作においては非常に珍しいことですが、我々にはプロジェクトマネージャーがいたんです。彼はイングランド南部に住んでいるウィンドサーファーで、彼がすべての進行をうまくまとめてくれました。実際、日本語版の開発における糸川氏とのやりとりも彼が務めてくれました。

 彼は私やビジュアルイメージを担当している人たちの進捗を管理してくれる一方で、私は最後まであうことがなかったプログラミングなどを担当している人たちとのやりとりもすべて管理してくれました。

―― チャウンさんは、ロンドンのご自宅で本を書かれていたんですか?

チャウン いえ、実はこのアプリケーションの文章のほとんどはベーカーストリートのカフェで書きました。回りの人たちはみんなノートPCで仕事をしているのに、私はノートと鉛筆で本の構成や元原稿を書いていました。

 ベーカー街のあのカフェで、おそらく最も先進的なデジタルブックを書いている私が紙のノートパッドと鉛筆を使っていたというのは、奇妙なことですね(笑)。

(→後編に続く)

【林信行,ITmedia】


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